執筆者 mcls | 2023年03月12日 | 発達障害支援
発達には個人差があることを認識しておく必要性について、説明します。子供は、大人になるために、どんどん発達していきますが、みんながみんな、同じようなスピードで発達するのではありません。一人一人の子供には、それぞれ個性があり、発達にも個人差があるということについて、しっかりと認識しておいてほしいと思います。なぜなら、このことをしっかりと認識していないと、「うちの子は、隣の子に比べて発達が遅いのではないか?」とか、「Aちゃんは自分でトイレができるようになっているのに、この子はまだなの?」とか、いらぬ心配をしてしまうからです。そして、心配が大...
執筆者 mcls | 2023年02月03日 | 発達障害支援
発達障害は、先天的な脳の機能発達の偏りによって、コミュニケーションや対人関係など、 日常生活に困難が生じます。 生まれ持った脳の特性によるものなので、親の育て方の問題で発症するわけではありません。 以前は、知的障害を伴い、幼少期に診断されるものと考えられていましたが、 現在は知的障害を伴わない場合がとても多いことが分かっています。 そうした場合には、 例えばコミュニケーションが苦手であっても勉強ができるなど、 なんとか環境に適応することができて、子どものうちには発達障害が顕在化しないことが多くあります。...
執筆者 mcls | 2023年02月02日 | 発達障害支援
今後の日本は大人の発達障害を持つ人と一緒の職場で働く機会も増えてくると思います。 このような機会が訪れた時に、大人の発達障害を持つ人とどのように接したら良いとおもいますか? まず大切な事は、その人とその人の状態をそのまま受け入れてください。 発達障害の特性はもって生まれたものです。 苦手な特性については「頑張ればできる」ことではありません。 苦手なことをできるようにと強迫的に改めようとして自己肯定感を下げ、うつ病などの2次障害を引き起こします。 発達障害の人の仕事が進んでいなかったり、進め方が分からず困っているような場合には、...
執筆者 mcls | 2023年01月27日 | 発達障害支援
生き辛さ、やりづらさを感じて 学校で頑張っている子供たちがとても多くなってきています。 そんな時に子供たちは過剰適応状態になっています。 過剰適応時は無理して周囲に合わせ心のバランスが壊れてしまい 次のような症状が現れます 登校渋り 癇癪 体の不調 反抗的、攻撃的 このような状態になってきます。 こんな時は放っておくのは逆効果になりますので...
執筆者 mcls | 2023年01月12日 | 発達障害支援
前回につづき親側がやってみるといい対処方法です。ASDのお子様はあいまいな表現の理解に苦しんでいますということを書きましたが今回も同様です。今回は 1、気持ち(遊び相手、本人)を明確に言語化してあげてください。 特に親側の嬉しさや遊び相手が喜んでいた等2、前回同様、視覚的に示してあげる 例えば一日のスケージュールも吹き出しや、イラストなどを交えて 伝えてあげる事で上手に理解してくれるようになります。...
執筆者 mcls | 2023年01月11日 | 発達障害支援
ASDのお子様はあいまいな表現の理解に苦しんでいます。これは、言葉の裏を読み取る事が苦手というところからきており、たとえ話や冗談など、すべて言葉通りに受け取ってしまうということです。そいう特性ですから普段から親側も色々試しているけどうまく行かないという声があります。そんな時はこれを試してみてください。1、具体的な言葉を使いコミュニケーションを取る2、視覚的に伝えられるものは視覚で表現してあげる...