「縦の関係」ではなく「横の関係」

アドラー心理学では、親子のコミュニケーションについて、信頼や尊敬、協力といった横の関係でつながっていると考えています。保護者がお子さんに命令をしたり干渉したりといった縦の関係で接していると、言うことを聞かないとイライラしたり、お子さんを心配するあまり、本人に物事を任せておけず、先回りして手助けしてしまったりします。すると、お子さんはいつまでも自分で考え行動する経験を積まないため自信が持てず、「力を伸ばすことができません」。横の関係の繋がりというのは、年齢や役割が違ってもお互いに信頼と尊敬の念を持ち関わること。家族が横の関係で繋がると、...

エマーソンが言っていた

「教育に秘法があるとするなら、それは生活を尊重することである」 生活の尊重って簡単なようでとても難しいですよね。

抑制ではなく、

ゲームやスマホを使う時間についてどうすればいいですかと言う質問を頂きます。子供達も意識はしているけれども、我慢ができないんですよね。そんな時は、スマホ時間の利用時間制限という方法もありますが、せっかくの関係性にも影響し、ギスギスしてしまいますよね。そういう時は「抑制ではなく」建設的に「〇〇する時間を作ろう」というアプローチがオススメです。「〇〇しよう」は、お子様が興味があって達成できそうな内容が良いでしょう。これでスマホ時間が減る場合はとても多い現状です。...

子供は何を褒めればいい?

親にほめられると認められたと感じて、子どもは自分に自信が持てます。 では何を褒めるのが効果的でしょうか? 知性を褒めるか?努力を褒めるか? 答えは努力を褒めるです。 「頑張った、努力した」過程を褒められると「自分にもできるんだ!」と気持ちが高まって、 いまより困難な問題や、はじめてやってみることにもチャレンジしていく傾向があります。 逆に知性を褒めると自分のプライドを守ろうとするため、 できる範囲での行動しか取らなくなる傾向があります。...

家族療法って?

家族間で発生する問題としましては、家庭内暴力(DV)、不登校、引きこもり、夫婦喧嘩、介護問題などなど、いろんな問題があります。そのうち、家庭内暴力(DV)、不登校、引きこもりなど、子供が引き起こす問題については、その子供だけに原因があるのではないのです。実は、家族全体のあり方が問題を引き起こしているので、その子供だけを矯正したり、治療したりしても、結果として改善にいたらない場合がほとんどです。たとえば、家庭内暴力(DV)、不登校、引きこもりなどを起こす子供については、精神に異常があるのではなく、これまで育ってきた家庭内に、どこかしらい...