ペアレントとレーニングの目的は
子どもの問題行動(不適切な行動)に焦点を当てるのではなく、 親が子どものもつ行動特徴を理解し、親と子がよりよいコミュニケーショ ンで家庭生活ができるようになることです。
基本的な考え方
1.行動の ABC A:先行状況 ⇒ B:行動 ⇒ C:結果
(Antecedent) (Behavior) (Consequence)
(例)混んでいるレストラン ⇒ イスの上で飛び跳ねる ⇒ 叱られる
※問題行動を減らすには...「先行状況」を変える のも有効です。
2.「注目」のパワーに注目 人は誰でも人から注目されたい、
ほめられたい、認められたい 「おいしいね」「ありがとう」の一言
肯定的注目・・・ほめる、認める、笑顔を返す など
否定的注目・・・注意する、叱る、説教する、怒鳴る、ため息をつく など
※どちらの注目も、その行動を強め、増やす力を持っています
※ポジティブにはポジティブが返ってくる。ネガティブにはネガティブが返ってきます。
今日からまずは下の様に行動をわけてメモしてみてください。
1好ましい行動
・好きな行動
・今していて、できていて さらに増やしてほしい行動
例)おはようと言う、歯を磨く、 着替えをする 等
2好ましくない行動
・嫌いな行動
・今していて、減らしてほしい 行動
例)騒ぐ、わめく、ぐずる、話 に割り込む、屁理屈を言う 等
3危険な行動・許しがたい行動
・人を傷つけるような行動
・許しがたい行動
・やめさせたい行動 例)自分や他者への暴力、暴言、 ものを壊す 等
難しくありませんのでやってみて下さい。