時々、爪を噛んでいる子がいますが、どうして爪を噛むのでしょうか。
ひどい場合は、爪が変形して、形が変わってしまっている子もいます。
実は、爪を噛む動作については、
赤ちゃんがおしゃぶりをくわえるのと同じように、
心に安心感を与えてくれる動作なのです。
口に何かをくわえることで、安心できるため、
精神的に追い込まれたり、情緒不安定になった時に、
爪を噛む動作が頻繁におこなわれる傾向にあります。
そして、爪を口にくわえるだけでなく、噛んでしまいますから、
自分の体を傷つける行為も軽く交じっています。
したがって、精神的に追い込まれていること、プラス、自分に対する嫌悪感がある時に、
つい、爪を噛んでしまうということです。
爪を噛む動作は、自分の思い通りにならないイライラや欲求不満、ストレス、
情緒不安定さを表すサインとなる仕草ということもできます。
大きくなっても爪を噛んでいる人は、精神的に大人になっておらず、
ストレスに弱いし、細かいことでクヨクヨしたり
悩んだりしがちな性格を持っていることが分かります。