メラビアンの法則で、欠かせないのが「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」という3つの要素です。
何となくイメージはできるものの、実際の日常生活で考えると何が当てはまるのか気になるかもしれません。

言語情報
言語から得られる情報には、話の内容や、言葉そのものが持つ意味などが当てはまります。
たとえば、メールやSNSなどを使って相手とコミュニケーションをとる場合、
そこには基本的に文字しか存在しません。事実を明確に相手に伝えることができますが、
声や表情など非言語コミュニケーションが存在しないため、
本心や含みを持たせたいことなどがうまく伝わらないケースも多いです。

聴覚情報
聴覚から得られる情報には、声の大きさやトーン、速さや口調などが該当します。
話の内容はさておき、怒ったような話し方なのか、明るく話しているのかなど、
話し手の感情を読み取りやすいです。顔の見えない電話などでは、
基本的に聴覚情報から多くの情報を得ることになります。

視覚情報
視覚から得られる情報には、相手の表情やジェスチャー、
視線の動きなどが当てはまります。これらはボディランゲージとも呼ばれ、
言葉では表現しにくい感情や考えなどを伝えるのにも効果的です。
メラビアンの法則によれば視覚情報が影響する割合は非常に大きく、
たとえば「楽しい」と口にしながらつまらなそうな表情をすれば、
聞き手は「つまらないんだな」と判断する可能性が高いとされています。

メラビアンの法則は、見た目や話し方といった非言語コミュニケーションの重要性を伝える効果的な存在です。
一方で、非言語コミュニケーションを軽視しても良いと誤解されがちなので注意したほうがいいです。
正しく理解すれば普段の生活や子育てにおいてさまざまなメリットが得られるため、
うまく活用してコミュニケーションに役立ててみてはいかがでしょうか。