発達には個人差があることを認識しておく必要性について、説明します。
子供は、大人になるために、どんどん発達していきますが、
みんながみんな、同じようなスピードで発達するのではありません。
一人一人の子供には、それぞれ個性があり、発達にも個人差があるということについて、
しっかりと認識しておいてほしいと思います。
なぜなら、このことをしっかりと
認識していないと、「うちの子は、隣の子に比べて発達が遅いのではないか?」とか、
「Aちゃんは自分でトイレができるようになっているのに、この子はまだなの?」とか、
いらぬ心配をしてしまうからです。
そして、心配が大きくなると、
子供に対して、不必要に叱ったり、急かせたりして、子供の心に大きな傷を
残してしまうのです。
でも、他の子と、発達スピードが多少違うからといって、気にすることはありません。
個人差がありますから、焦る必要もありません。
ただし、あまりにも極端に発達が遅い場合のみ、
一度、専門機関で受診した方がよいでしょう。
もしかすると、何らかの発達障害が隠れているかも知れません。
以上のように、基本的に子供たちには発達の個人差があるので、
多少の発達スピードの違いは気にしないようにすること、
そして、あまりにも発達が遅い場合のみ、
専門機関で診てもらうのがいいとおもいます。
そして、発達障害だったとしても心配はいりません。
「適切な養育と適切なトレーニング」で普通に暮らしていくことも可能です。