小さな子にとって、母親や父親がそばにいるということは、
気分を穏やかにさせる影響を持っています。
実際、子どもは母親のように信頼できる大人が身の回りにいることで、
安心して歩き回れるようになるのです。
最近ですが、母親が周囲に居る時、子どもの脳の中ではどんなことが起きているのかが明らかになりました。
ヒトの赤ちゃんや生まれて数年の子どもたちは全てのことを自分自身で出来るわけではありません。
1人で食事も出来なければ、感情をコントロールできるわけでもなく、服を着ることも出来ません。
ですが、やがて多くの子どもは、その場合、親に手助けを要求すればいいという事を理解していきます。
ただ、この手助けを求める中で、実は子どもたちの脳も段々と大人のものへと変化していっているのです。
青年期に至るまで、子どもたちの脳は解剖学的にも身体的にも変化し、
その変化はヒトの考え方や行動の仕方に影響を与えていきます。